2020年東京オリンピックエンブレム問題 「自由な発想にブレーキがかかる」

2020年東京五輪の象徴となるはずだったエンブレムが取り消された。公表から1カ月、インターネット上では他の作品との「酷似」の指摘がやまず、「白紙撤回」に追い込まれた。 ネット社会での徹底的な疑惑追跡に、「自由な発想にブレーキがかかる」との声もある。 (中略)
 展覧会のポスター、一般人のブログの写真――。ネットで疑惑を指摘する人たちは、どのようにして類似画像を見つけてくるのか。 ネットに詳しい慶応大学大学院の田代光輝・特任准教授は「グーグルなどの画像検索機能や、『ピンタレスト』といった画像共有サイトを使ったのではないか」とみる。画像検索機能は、写真やデザインの画像データを貼り付ければ、類似画像が使われているサイトが表示される。 「だれでも利用できるため、似たデザインや画像の転用疑惑が同時多発的に指摘された」と指摘する。
 http://www.asahi.com/articles/ASH915QFVH91UTIL02Y.html

佐野氏デザインの東京オリンピックエンブレム見直し 使用中止を正式決定

 2020年東京五輪のエンブレムがベルギーの劇場ロゴと似ていると指摘されている問題などを受け、大会組織委員会は1日、佐野研二郎氏がデザインしたエンブレムの使用中止を正式に決定した。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150901-00000539-san-soci

徹底的な疑惑追跡

よく、ベルギーの劇場のロゴや原案の空港施設の画像を見つけだしたなと思っていたが、今や類似画像の検索はドラッグ&ドロップで簡単にできる時代だ。

デザインはどうしても存続しているものと何らかの形で類似してしまう

報道を見て毎回思うのだが、オリンピックエンブレムとベルギーの劇場のロゴに関しては「T」をもとにしているので、どうしても似てしまう。
それぞれ、違う考え方、イメージ、思いがあっても元が「T」なので「結果」しか見ることができない私たちの目には似ているようにしか見えない。

今回ここまで大炎上した原因はやはり

佐野研二郎 盗作 画像
この盗作です。

佐野氏は「ほかの作品は絶対にパクらない」と言っていたがパクっていたのである。もし、五輪エンブレム以外の作品の盗作疑惑がなければ、五輪エンブレムは佐野氏が一から考えたものだと思っていました。 しかし、盗作疑惑がどんどん出てくる中、エンブレムも盗作したのではないかと誰もが思っています。

一般国民の理解を得ることは難しい

佐野氏は会見にて、「一般の国民にはわかりにくいですね」「一般国民の理解はなかなか得られない」 という言葉を口にしていました。

確かに、一般に知れ渡るデザインは「結果」なので、どういう過程で作られていくかは「一般国民」にはわからないと思う。特に今回の五輪エンブレムとベルギーのロゴは「T」が元なので似て仕方がないです。

五輪エンブレム 画像
アルファベットT

マスコミの過剰報道も荒れる原因のひとつ

初期の報道から否定的

マスコミの報道に関しても最初っから否定的で、上の画像を並ばせて、「これ、似ていますよね。似ていますよね? よね?」というふうな感じで情報を流していた。「T」をもとにしているので似ているのは当然です。

五輪のエンブレムに関してみれば佐野氏は被害者?

しかし今、ほかの作品に盗作疑惑があるなかエンブレムを本当に自分で考えて作ったとしても、盗作疑惑が湧いてくるのも仕方がないです。

ちょっと私と同じような意見を持っている人がいてよかった

7月30日の記事だが

佐野研二郎さんを助けに行く!

http://blog.livedoor.jp/vitaminw/archives/53128119.html 救助すると言っても、
「デザイナーの人口」 < 「一般国民」

なので、私たちデザイナーの意見は弾き飛ばされるのである。